現地時間11/27に行われたヒューストン・ロケッツ対サンアントニオ・スパーズの試合はオーバータイムの末にスパーズが今季初勝利を飾りました!
普通に見ると、ただのシーズン初勝利、1勝に見えるかもしれませんが、再建中のスパーズにとっては大きな意味を持ちます。
2000年代のサンアントニオ・スパーズ
スパーズは皆さんの記憶にもある通り、2000年代のNBAでその強さやパスバスケットで多くの人を魅了したチームです。その中心プレイヤーがティム・ダンカンです。
1997年にスパーズは全体1位指名でティム・ダンカンを指名しました。ダンカンはスパーズ一筋19年でスパーズを5回のNBAチャンピオンに導きました。ダンカン自身も2回のシーズンMVPを獲得し、歴代最高のPFといわれています。
その黄金期をダンカンとともに支えたマヌ・ジノビリやトニー・パーカーもレジェンドです。
そんなスパーズですが、ダンカンや黄金期を支えた中心プレイヤーが引退してしまい、22年連続プレイオフ進出というとんでもない記録も途絶えてしまうこととなりました。
名将ポポビッチ率いるスパーズは記録が途絶えてしまったこともあり、再建に踏み出すことになりました。
そこで獲得したのが、ビクター・ウェンバンヤマという逸材です。ポポビッチも引退を撤回するほどの逸材を獲得したスパーズは再建を一気に加速させています。
ビクター・ウェンバンヤマ擁するスパーズ
今期のスパーズは、ドラフト1位指名権を獲得しており、ドラフト2023ではレブロン・ジェームズ以来の逸材と評されているビクター・ウェンバンヤマを1位指名で獲得しました。
ウェンバンヤマは身長224cmというサイズで3ポイントなどの外角のシュートも得意とするビックマンです。また、その体格に似合わない俊敏さも持ち合わせており、ウィングスパンも8フィートという長さでディフェンスでも圧倒的な存在感を発揮します。
そんなスパーズの未来を背負うウェンバンヤマがNBA初勝利という大きな一歩を踏み出したのはNBAファンとしてはうれしい瞬間です。
スパーズにはほかにも再建で獲得した若くポテンシャルの選手が多くいます。デビン・バッセルやケルドン・ジョンソンなどの得点が取れるウィングやサイズがあって複数ポジションをこなせるジェレミー・ソーハン、サイズがあり外角のシュートやハッスルで貢献するザック・コリンズなどウェンバンヤマを支えるプレイヤーが多くおり、近い将来優勝を狙えるようなメンバーが揃っています。
オーバータイムまでもつれ込む接戦
ロケッツ対スパーズは終始ロケッツがリードする展開で進んでいきました。
ウェンバンヤマは1クォーターからエンジン全開で味方選手がジェレミー・ソーハン出したアリウープパスを上から横取りし、ダンクを叩き込むと、次はディフェンスでジャバリ・スミスジュニアの決まればハイライト確定のトマホークを叩き落すなど攻守にわたり、存在感を発揮していました!
勝負は4クォーター残り26秒、ついにロケッツに2点差まで迫りスパーズが勝負所でボールを託したのはウェンバンヤマでした。
ウェンバンヤマはジャバリ・スミスジュニアのディフェンスをかわして、シュートと放ち、それを決めて同点に追いつきました!その後、ロケッツの攻撃を守り切り、オーバータイムに突入しました!
オーバータイムの末、スパーズがロケッツに勝利し、ウェンバンヤマは長い両腕を掲げ、喜びをあらわにしました。
この試合でウェンバンヤマは21得点、12リバウンド、3ブロック、2スティールとルーキーらしからぬスタッツを残しました。
まとめ
スパーズが今季初勝利を挙げ、勝てなかった昨年度と違う雰囲気を感じます。
ウェンバンヤマが加入したことにより、1段階レベルが上がったように見えます。
ウェンバンヤマもすごい期待の中、その前評判を覆すような活躍をしており、NBAの常識を覆すような選手になると見ていて思います。
今までこんな選手はNBAにはいなかったので、見ていてワクワクする選手ですし、その歴史を作る瞬間をリアルタイムで目撃できるのは、感無量です。
今季どんなプレーを見せてくれるかウェンバンヤマのプレーに期待です!!
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