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ryuji ito

デュラント、ビール不在のサンズがニックスとの接戦を制し、7連勝




11月27日にニックスのホームでニューヨークニックス対フェニックス・サンズの一戦が行われました。

この試合では日本人NBAプレーヤーの渡邊雄太が5試合ぶりに復帰する試合となり、日本人や現地のファンが多く注目していました。

ただ、サンズはビッグ3のうち出場できるのが、デビン・ブッカーのみとなり、ケビン・デュラントやブラッドリー・ビールは欠場となりました。


ニックスはジェイレン・ブランソンとジュリアス・ランドルを中心に、R・J・バレット、エマニュエル・クイックリーなどの得点力のある若手やジョシュ・ハート、ドンテ・デビンチェンゾなどの堅実なロールプレイヤーが所属しており、ここ数年はプレイオフに連続で出場を果たしている中堅チームです。

対するサンズは今シーズン、昨シーズンのメンバーから大きく入れ替え、デビン・ブッカー、ケビン・デュラント、ブラッドリー・ビールのBIG3を中心に、ユセフ・ヌルキッチやエリック・ゴードン、グレイソン・アレンなど実力のある選手が在籍しており、全員がそろったときは優勝候補筆頭です。




大接戦の試合


試合序盤からサンズが7-0のランでペースをつかみ、第1クォーターからブッカーを中心に全員が得点を重ねていきます。1クォーター終了時にはサンズが12点リードをつけると、2クォーターも交代で出場した渡邊雄太が連続で3ポイントを決めてリズムに乗ります。ただ、ニックスもエースのブランソンとランドルを中心についていき、前半終了時は64対56でサンズがリードし、終えました。


ただ、3クォーターからニックスが追い上げを図り、ブッカーやゴードンのアウトサイドシュートで引き離そうとするも、ニックスがついに3クォーター残り3分で同点に追いつくことに成功します。

なんとか3点リードを保ち、4クォーターに入るとそこからは終盤まで両者点の入れあい、守りあいの大接戦となりました。

勝負は残り22秒、113対113の場面、サンズボールでスローイン。

サンズは最後のショットをブッカーに託します。ブッカーは時間を使ったうえでスクリーンを使って攻めます。ニックスもやらせまいとダブルチームで止めに行くもブッカーがそれでもショットを放ち、それを決めきりました。これが決勝点となり、最終スコア116対113でサンズが勝利を飾りました。

この勝利でサンズは7連勝となり、11勝6敗でウエスタン・カンファレンス4位と大きく順位を上げることに成功しました。



7連勝のサンズ


サンズは今季、司令塔のクリス・ポールを放出し、ワシントン・ウィザーズに所属していたブラッドリー・ビールを獲得しました。

このトレードでデュラント、ブッカー、ビールという破壊力抜群の超攻撃的なBIG3を結成しました。また、サラリーの圧迫が課題だったため、若手ビッグマンのディアンドレ・エイトンを放出し、フィジカルが強い器用なセンターのユセフ・ヌルキッチとシューターのグレイソン・アレンを獲得した。そこにエリック・ゴードンや渡邊雄太などミニマム契約で獲得した選手もいるため、選手層の厚い優勝候補になりました。

現在7連勝しているにもかかわらず、カンファレンスの4位に位置しているサンズはシーズン序盤のスタートダッシュに少し失敗しています。今年ドラフト1位を獲得したウェンバンヤマ擁するスパーズに序盤に2連敗をしています。

どちらも序盤は勝てる試合運びでしたが、スーパールーキーのウェンバンヤマに終盤支配され、現在下位争いをし

いるスパーズに痛い敗戦をしました。

そこから少し敗戦が続きましたが、今回の7連勝で追い上げを果たしています。




まとめ


サンズはニックスに主力数人がいない中、劇的な勝利を挙げ、勢いに乗っています。

圧倒的な戦力を誇るサンズがウエストの首位に立つ日もそう遠くないでしょう。

連勝がどこまで伸びるのか、これからのサンズに期待です!

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