シクサーズvsナゲッツ
日本時間3月28日に行われたフィラデルフィア・シクサーズ対デンバーナゲッツの試合は116-111でナゲッツが勝利した。
この試合は今シーズンMVP争いをしているシクサーズのジョエル・エンビード対ナゲッツのニコラ・ヨキッチの直接対決が見れるとして注目を集めていた。
ただ、フィラデルフィア・シクサーズのエンビードが欠場することが明らかになり、MVP候補の直接対決は実現されなかった。
エンビードは試合前のシュートアラウンドにて違和感を訴え、右ふくらはぎの痛みで欠場となった。
この欠場はプレイオフを見定めての判断だろう。
シクサーズはエンビード主体のチームであるため、エンビードがどれだけプレイオフに向けて健康体で準備できるかがカギになってくる。
またこの試合はシクサーズのもう一人のエースであるジェームズ・ハーデンも欠場となった。
シクサーズの追い上げ
試合は主力を欠いたシクサーズに対して、主力が揃うナゲッツが主導権を握った。
前半を4点差リードで終えたナゲッツだったが、後半に入ると一気にギアを上げ、最大22点差まで広げることに成功した。
そのままリードを保っていたナゲッツは残り5分時点で19点差と大量リードとなっていた。
ところが、試合終盤シクサーズは驚異的な追い上げをし、残り30秒で3点差まで点差を詰める。
ただ、ナゲッツはジェフ・グリーンがフリースローを決め、そのまま逃げ切り勝利を飾った。
ヨキッチが25得点、17リバウンド、12アシスト、ジャマール・マレーが19得点、5リバウンド、7アシスト、ブルース・ブラウンが18得点、5アシスト、マイケル・ポーター・ジュニアが15得点、6リバウンド、アーロン・ゴードンが12得点を記録した。
シクサーズはタイリース・マクシーが29得点、5リバウンド、トバイアス・ハリスが16得点、5リバウンド、ポール・リードが16得点、9リバウンド、ジェイレン・マクダニエルズが14得点をマークした。
史上3人目の記録
今回の試合でヨキッチは今季29回目のトリプルダブルを達成した。
また、単一シーズンの10試合超で20得点&15リバウンド&10アシスト超を達成している。
この記録を達成した選手は歴代でウェルト・チェンバレンとオスカー・ロバートソンのみとなっており、NBA史上3人目の記録となった。
今季ほぼ平均トリプルダブルを達成しようとしているヨキッチはセンターとして、歴史に名を刻んでいる。
まとめ
ナゲッツはシクサーズに勝利したことで51勝24敗とウエスタン・カンファレンスで首位を走
っている。
ヨキッチを中心に相手に的を絞らせないような見ていて面白いオフェンスを展開しているナゲッツだが、プレイオフは個の強さが重要になってくる。
プレイオフでさらにチームとしてステップアップして、チャンピオンに輝くことができるのだろうか。
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