サクラメント・キングス
サクラメント・キングスは今季、強豪チームに進化している。
キングスは日本時間3/31(金)時点で47勝30敗とウエスタン・カンファレンス3位に位置づけており、プレイオフ進出を確定させている。
キングスがプレイオフに進出を決めたのは2006年以来、17年ぶりとなる。
キングスの強さ
17年プレイオフから遠ざかっていたキングスが今季強豪と化している要因は何だろうか。
1つは圧倒的なオフェンス力が考えられるだろう。
現在キングスはオフェンシブ・レーティングが全チーム中、1位となっている。
また、平均得点も121.2点とこちらもリーグトップの数字である。
このオフェンス力を展開しているのはドマンタス・サボニスとディアロン・フォックスの2人の活躍が大きいと感じる。
ディアロン・フォックスはNBAドラフト2017年1巡目全体5位でサクラメント・キングスに指名され、エースとしてチームを引っ張ってきた。
2020年にはキングスと5年1億6300万ドル(約167億8900万円)のマックス契約を結び、契約延長した。
今季フォックスは平均25.2得点、4.1リバウンド、6.1アシスト、1.2スティールを記録している。
今季のフォックスの特徴はクラッチタイムでの活躍だ。
キングスは残り5分でプラスマイナス5点差以内の“クラッチタイム”で24勝15敗と大きく勝ち越している。
そのクラッチタイムでキングスは平均11.8得点をしているが、そのうちフォックスは半分近くとなる5.2得点を奪っており、フィールドゴール成功率57%と驚異的な確率で勝利へと導いている。
サボニスは昨季途中、インディアナ・ペイサーズからトレードでキングスに加入した。
加入後、初めてシーズンを迎えた今季、サボニスは平均19.1得点、12.4リバウンド、7.2アシストと多彩なオフェンスを展開している。
リバウンドについてはリーグ1位の数字となり、アシストは12位に位置づけている。
そのおかげもあり、キングスのアシスト数はリーグ3位の27.1を記録しており、パスを主体とするチームになっている。
優秀なロールプレイヤー
サボニスとフォックスの他にもキングスは今季優秀なロールプレイヤーが多く在籍している。
ハリソン・バーンズやケビン・ハーター、マリーク・モンク、デイミオン・ミッチェル、トレイ・ライルズ、キーガン・マレーなど実力のある選手がそろっている。
その中でもNBAドラフト2022で1巡目全体4位指名された選手である。
今季の新人はオーランド・マジックのパウロ・バンケロが最優秀新人賞の最有力候補として挙げられている。
しかし、日本時間3月30日(木)のキングス対ブレイザーズの試合で3ポイントショット成功188本を記録し、新人の3ポイントショット成功数のNBA新記録を更新した。
この記録は2017-2018シーズンに当時ユタ・ジャズに所属していたドノバン・ミッチェルの187本を更新する結果となった。
まだ、試合は残っているため、さらに記録を伸ばす可能性は高いだろう。
まとめ
ここまで話してきたが、長い間結果が出なかったキングスが今季は台風の目となり、今までにはない強さを発揮している。
実際数年プレイオフに出場できていないキングスがどのくらいプレイオフで戦うことができるかは未知数である。
キングスがレギュラーシーズンの勢いのまま、チャンピオンになることができるのか、
楽しみである。
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