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「NBAドラフト2023 ビクター・ウェンバンヤマが1位指名」




NBAドラフト2023


6月23日(現地22日)の午前9時から、ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターにてNBAドラフト2023が開催された。

今年のドラフトは将来有望な選手が多く、ドラフト上位の指名権を獲得するためにタンク(あえて順位を悪くすること)するチームが増加することとなりました。

タンクすることでドラフト指名権の14位以下を狙うことができ、シーズンの成績が悪ければ、悪いほど、ドラフト上位の指名権を手にする確率が高くなります。


このタンクという動きはNBAも問題視しており、タンクチームを少しでも減らすためにプレイイン・トーナメントを導入するなど、多くの対策を打っています。

ただ、今年のドラフトの目玉の選手はプレイオフ出場を諦めてでも、タンクしてでも獲得できれば、将来優勝候補になれるポテンシャルを秘めている選手です。


実際にロッタリー抽選が行われた結果は以下の通りです。


【ドラフト指名権順位一覧】

1位:サンアントニオ・スパーズ

2位:シャーロット・ホーネッツ

3位:ポートランド・トレイルブレイザーズ

4位:ヒューストン・ロケッツ

5位:デトロイト・ピストンズ

6位:オーランド・マジック

7位:インディアナ・ペイサーズ

8位:ワシントン・ウィザーズ

9位:ユタ・ジャズ

10位:ダラス・マーベリックス

11位:オーランド・マジック(ブルズから譲渡)

12位:オクラホマシティ・サンダー

13位:トロント・ラプターズ

14位:ニューオーリンズ・ペリカンズ



1位指名権はスパーズが獲得


見事1位指名権を獲得したのは、名将ポポビッチがいるサンアントニオ・スパーズです。

スパーズは2000年代、2010年代は圧倒的な強さでプレイオフ進出も22年連続出場ととんでもない記録を打ち立てたチームです。

特にティム・ダンカン、マヌ・ジノビリ、トニー・パーカーのビッグ3を結成してから4回ものNBAチャンピオンに輝いています。

まさしく黄金期で時代を築いてきたスパーズですが、ビッグ3引退後は再建に舵を切り、ここ数年はプレイオフとは縁のない順位にいます。


そんなスパーズが今回、1位指名権を獲得したことでまた黄金期が来るのではないかと思う人は多いのではないでしょうか?

今年の1位指名権はほぼ確定と言われており、レブロン以来の逸材と言われています。

その名前はビクター・ウェンバンヤマといい、フランス出身の19歳です。

ウェンバンヤマもスパーズに入団することを希望していたこともあり、すでにスパーズファンは大きな期待を寄せています。

ドラフト指名当日も以下の通り、スパーズが指名をしました。



【NBAドラフト2023】1巡目指名選手一覧


1位:スパーズ→ビクター・ウェンバンヤマ(メトロポリタンズ92【フランス】/C/フランス出身)

2位:ホーネッツ→ブランドン・ミラー(アラバマ大学/F)

3位:ブレイザーズ→スクート・ヘンダーソン(Gリーグ・イグナイト/G)

4位:ロケッツ→アメン・トンプソン(オーバータイム・エリート/G)

5位:ピストンズ→アサー・トンプソン(オーバータイム・エリート/G-F)

6位:マジック→アンソニー・ブラック(アーカンソー大学/G)

7位:ペイサーズ→ビラル・クリバリー(メトロポリタンズ92【フランス】/F/フランス出身)

8位:ウィザーズ→ジェレス・ウォーカー(ヒューストン大学/F)

9位:ジャズ→テイラー・ヘンドリックス(セントラル・フロリダ大学/F)

10位:マーベリックス→ケイソン・ウォレス(ケンタッキー大学/G)

11位:マジック→ジェット・ハワード(ミシガン大学/G)

12位:サンダー→デレック・ライブリー二世(デューク大学/C)

13位:ラプターズ→グレイディ・ディック(カンザス大学/G-F)

14位:ペリカンズ→ジョーダン・ホーキンズ(コネチカット大学/G)



NBAドラフト2023注目選手


今年のドラフトはウェンバンヤマ以外にも多く将来有望な選手が揃っています。

ドラフト上位選手を数人、簡単に紹介していきたいと思います。




1位 ビクター・ウェンバンヤマ

身長224cm、体重108kgと規格外のサイズで、ガード並みのスキルを持っている19歳です。

ドラフト前はフランス国内リーグのメトロポリタンズ92というチームでプレイしており、リーグMVP、最優秀守備選手、最優秀若手選手、得点王、ブロック王を獲得とあらゆるタイトルを獲得し、NBA入りを果たしました。

身長に加えてウィングスパン244cmという規格外の長さと俊敏性から優秀なリムプロテクターとしてゴール下を支配することが出来ます。

オフェンスでは線がまだ細いため、インサイドよりアウトサイドからシュートやドリブルから仕掛けていくプレイスタイルで、ステップバック3Pなども放つことが出来ます。現時点でまだ確率がいいとは言えませんが、入りだすと止まらない試合も見せており、エリートシューターに慣れる素質も備えている末恐ろしい選手です。





2位 ブランドン・ミラー

身長206cm、91kgとサイズがあり、シュート力が高い、ウィングプレイヤーです。

どこからでも得点ができるスコアラーで、1年生ながらもアラバマ大をNCAAトーナメント全体1位シード獲得へと導く活躍も見せています。

現代NBAでは主流である、複数ポジションでのプレイが攻守ででき、サイズを利用したパスも得意で、ドライブからのキックアウト、ピック&ロールのハンドラーもできる万能プレイヤーです。

ラメロ・ボールとのフィットを考え、指名された選手であり、起用方法次第ではボールと共にチームを引っ張る存在になれる逸材です。




3位 スクート・ヘンダーソン

身長188cm、体重88kgとすでに身体が完成されているアスレチックなガードです。

ウェストブルックやローズを彷彿させるような身体能力を持っている選手でミドルレンジからも高確率でショットを決めることができる選手です。また、フィニッシュも上手でドライブでガンガン切り込んでいき、決めることが出来る選手です。PGの冷静な判断力も持っているのも魅力です。

チームの状況によっては1年目からインパクトを残せる選手であり、将来オールスターに入ることもできるポテンシャルのある選手です。



まとめ


NBAドラフト2023について、書いてきましたが今年のサマーリーグはすでに始まっており、上位指名ではない無名選手が活躍したりと何があるかわからない世界です。

若い将来有望な選手を見ると、よりシーズンが楽しめるかもしれません。

まだ、サマーリーグは続くので、この機会にぜひ見てみてください!



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